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食器洗い乾燥機のしくみ

汚れを落とす原理

食器洗い乾燥機では、運転が始まると溜めたお湯(水)に専用洗剤が混ざった洗浄水をヒーターで温めながらポンプでノズルへ送り、ノズルから洗浄水を食器に噴射して汚れを落とします。

食器洗い乾燥機のしくみ食器洗い乾燥機のしくみ

「洗浄水の温度」と「洗浄水の噴射」が食器洗い乾燥機の洗浄力の決め手となります。

水をノズルから勢いよく噴き出し、食器に当てているシーンはTV CMなどでよく見かけますが、食洗機の洗浄能力を支えているのは水流だけではありません。
基本的には「水温の力、水流の力、洗剤の力の3つで食器を洗っています」。

水は内蔵ヒーターで暖められ(給湯も可能)、60~80度のお湯にして洗浄やすすぎに利用します。60度といえば、肉の油汚れなどはそれだけで溶け出す温度です。
また、いわゆる高温殺菌も行えるため、衛生上のメリットも大きく、たとえば、病原性大腸菌のO157は60度で3分間あれば死滅します。
手洗いでは使えない温度だけに、これも食洗機の大きなメリットといえます。

一方の専用洗剤は、たんぱく質やデンプンを分解する酵素が含まれている点が特徴です。

手洗いとの比較

食器洗い乾燥機では、手洗いでは無理な高温のお湯で洗うから、ごはんやカレーなどの一般的な汚れは手洗いと同じかそれ以上にキレイに洗えます。さらに、高温すすぎを選択すれば、約80℃のお湯ですすぐのでとても衛生的です。
洗浄水を食器に噴射して洗うので、グラスの底やお弁当箱の隅などのスポンジが届きにくい所もキレイに洗えます。

ただし、食器洗い乾燥機ではどうしても落ちない汚れもあります。代表的なものが「こげつき」、「卵料理のこびりつき」、「口紅」などの手洗いでも落ちにくい汚れです。このような汚れは、あらかじめ汚れをこすり落としてから入れてください。

食器洗い乾燥機で洗い・乾燥してはいけないもの

耐熱90℃以下のプラスチック製食器
耐熱表示のないプラスチック製食器
変形します
カットグラス
クリスタルグラス
白くにごったり、割れたりします
漆塗り食器、重箱
金箔入り食器
漆や金箔がはがれるおそれがあります
アルミ製食器 白色になり、そのあと灰色に変色します
銀製食器、洋銀製食器 金色になり、そのあと黒色に変色します
ひびの入った食器 割れるおそれがあります
プラスチック容器のふた、哺乳便の
乳首などの軽くて小さい食器
水圧で飛ばされ、下に落ちることがあります
びん、徳利などの食器 口の小さいものは中が洗えません
ふきん、スポンジなど 食器、調理器具以外は入れないでください

光熱費・水道代など費用面

手洗いの場合は、ほとんどのご家庭で「ため洗い」「流しすすぎ」をされていますが、食器洗い乾燥機は洗濯機と同じ「ため洗い」「ためすすぎ」方式です。お湯を循環しながら洗うから、光熱費も水道代も手洗いより安くなります。

使用水量の比較

食器洗い乾燥機 ヒーターで沸かしながら約60℃のお湯で洗う
食器洗い乾燥機
約3.0リットル
ヒーターを使わずに2回すすぐ
食器洗い乾燥機
約2.0リットル×2回
ヒーターで沸かしながら約70℃のお湯ですすぐ
食器洗い乾燥機
約3.0リットル
合計約10リットル
手洗い 40℃のお湯10Lで予洗い+ため洗い
食器洗い乾燥機
予洗い 5リットル
ため洗い 5リットル
40℃のお湯6L/分で16.2分間流しすすぎ
食器洗い乾燥機
予洗い 5リットル
ため洗い 5リットル
合計約107リットル

だから、一回の食器洗いにかかるコストは手洗いと比べて約1/4になります。

給湯接続と給水接続の比較

給水接続の食器洗い乾燥機では、水を供給して目標温度まで内部のヒーターで沸かし上げるため、運転時間が1時間近くかかってしまいます。
給湯接続の食器洗い乾燥機では、お湯を供給するため、内部のヒーターで少し沸かすだけで目標温度に達するので、運転時間が20分くらいしかかかりません。
さらに、途中のすすぎやヒーターを使わないコースで運転する場合、給湯接続の方が洗浄水の温度が高いため洗浄力が高く、しかも衛生的です。

一度にどれくらいの食器が洗えるか?

カタログなどに「●人分の食器が洗えます」とありますが、これは一般的に下のような食器を1人分として考えた場合です。

一人分の一般的な食器 食器の種類 大きさ(mm)
大皿 直径:220~240
高さ:20~30
中皿 直径:170~190
高さ:15~25
小皿 直径:110~130
高さ:15~25
茶碗 直径:115~125
高さ:50~60
汁椀 直径:115~125
高さ:50~60
湯呑みまたはコップ 直径:50~70
高さ:75~120
はし、フォーク、スプーンなど 長さ:170~230

たとえば、「6人分」となっていると、1度にこれだけの食器を洗うことができます。
でも実際には、このような食器ばかりではなく、いろいろな形の食器や調理器具などもあります。
例えば、4人家族のご家庭で4人分の食器を洗える食器洗い乾燥機をご使用される場合、和食の時などは大皿や中皿の代わりに深鉢や小鉢が加わるケースが多いので、一度に全ての食器が入らず、数回に分けて洗わないといけなくなります。
当然、まな板やおたまなどの調理器具を一度に洗うのは困難です。
そこで、食器洗い乾燥機をご購入される際は、できるだけ大容量の食器洗い乾燥機をご購入されることをすすめします。
大容量だと、食器の出し入れもラクですし、いろいろな形状や大きさの食器もセットできます。