地上デジタル放送の受信には、地上デジタルチューナー内蔵テレビもしくは、D3以上のD端子付テレビが必要です。
S端子やD1、D2端子でも映像を映すことが出来ますが、ハイビジョン画質で見ることが出来ません。
また、新規に地上デジタル対応テレビを購入される方は、HDMI端子付テレビを購入されることを、強く推奨いたします。(詳細:HDMI端子)
テレビが地上デジタルチューナー内蔵で無い場合、地上デジタルチューナーを購入して、テレビと接続する必要があります。
D端子で接続する場合、チューナーのD端子出力と、テレビのD端子入力をD端子ケーブルで接続します。
D端子を接続した場合、基本的にはS端子は不要です。(但し、一部の付加的な機能が制限される場合があります。)
また、白と赤の音声(オーディオ)ケーブルの接続も必要です。
アンテナとチューナの接続には、同軸ケーブル(アンテナケーブル)を使用します。 そして、通常は、室内の壁にテレビコンセントと呼ばれるアンテナ用の同軸コンセントがあり、テレビコンセントからチューナに接続するようにになっています。
本来なら、下図のように、テレビコンセントと地上デジタルチューナを接続するだけで、デジタル放送が見れるはずです。(注:見れない場合も多いです)
ここでは、まず、上図の接続で、問題なく、地上デジタル放送が受信できたとして、他のBSや地上波アナログ放送の接続について説明します。 受信が出来ない場合は、次節の「ベランダアンテナからの接続」も参考にしてください。
通常のチューナーには、少なくとも、(A)地上デジタル放送と、(B)BSデジタル放送の2つの同軸入力端子があります。
さらに、(C)地上アナログ放送の同軸入力端子があったりと複雑です。
多くの場合、テレビコンセントには、①地上波放送、②BS放送の、2つの電波が混ぜられており、これらを分離して、以下のように接続します。
(BSアンテナが無い場合は、BSの接続は不要です。)
BS(CS)を考慮したアンテナ接続
ここで使用する分波器は、BS/U・V分波器と呼ばれる①地上波放送と、②BS放送を分波するもので、「BS」はBS放送のこと、U・Vは地上波放送を指しています。(正確には、UがUHF、VはVHFの地上波放送です)
似たようなものに、U/V分波器や分配器がありますが、これらは、役割が違いますので、間違えないように注意してください。
特に、分波器と分配器は、形状も文字も読み方まで似ている上、電気店の店員でも、区別できない人が居るくらいです。
分波器は、CSにも対応したCS・BS/U・V分波器の方が、ベターです。
110度CS放送に対応したBSアンテナが設置されている場合は、上図の接続のままで、110度CS放送にも対応できます。
非対応のBSアンテナであっても、将来的にBSアンテナを取り替えるだけで、110度CS放送に対応できるメリットがあります。
さらに、①地上波放送には、(①-1)VHFと(①-2)UHFがあります。
古いテレビやビデオでは、(①-1)VHFと(①-2)UHFの入力が分かれていますので、このような場合、U/V分波器を、古い機器の直前に入れます。
次に、複数の機器への接続について、アナログビデオデッキを例にして、基本的な部分のみ説明します。
ビデオデッキのアンテナ接続
上図のように、分波器よりも後ろに分配器を入れて、ビデオデッキに接続します。
但し、ビデオデッキがBS内蔵であれば、BSも分配器で分けて、ビデオデッキのBS入力に接続することで、アナログBSも録画することが出来ます。
また、分配器を使わなくとも、デジタルチューナやビデオデッキに分配器が内蔵されている場合があります。
このような場合も、接続経路としては上図と同じですが、どのように内蔵されているのかを、イメージして接続する必要があります。
分配器内蔵の場合の接続
尚、ビデオデッキにも分配器が内蔵されている場合、優先させたい機器の方
の分配器を使用したほうが良いのですが、本来、地上デジタル放送の受信に問題が無い場合は、アナログ機器を優先させるのが一般的です。
残念ながら、室内のテレビコンセントに地上デジタル波の電波が来ていない場合があります。
このような場合、BS放送のアンテナと同じようにベランダにアンテナを設置して、接続する方法があります。
設置方向は、送信局方向(関西なら生駒山、関東なら東京タワー)が良いのですが、送信局に近い区域では、異なる方向でも受信できたり、ビルや山などからの反射の電波を狙う方法もあります。

この場合、ベランダから室内に、同軸ケーブルを引き込まなければなりませんので、エアコン用の穴を利用して同軸ケーブルを引き込むことになります。
あるいは、サッシの隙間専用の薄型ケーブルを使用して、引き込む方法もあります。