マザーボードには搭載できるCPUやメモリ、拡張スロット、オンボード機能、大きさなど様々な種類があり、メーカーも多いのでマザーボードを選ぶのが一番悩むと思います。以下に具体的に選ぶポイントをまとめました。
チップセットとはCPUとメモリや拡張スロットなどを接続し制御するもので、チップセットによってはパフォーマンスが変わったりします。
チップセットで対応するCPUやFSB、AGPやPCI-Expressなどの拡張スロットなどがあります。
チップセットベンダーとしては、Intel、AMD-ATI、NVIDIA、VIA、SiSとありますが、現在では新しいチップセットはIntel、AMD-ATI、NVIDIAの3社のチップセットに絞られています。
最新のチップセットが開発されても、パーツショップでは古いチップセットを搭載したマザーボードも販売されており、チップセットの型番を確認することが重要です。
インテルのLGA775プラットフォーム用のチップセットは、Intel純正チップセットが本命です。
2007年6月に、FSB1333MHzをサポートする「Intel3シリーズ」のチップセットとして、メインストリーム向けのP35チップセットとグラフィック統合型のG33チップセットが登場し、サウスブリッジに ICH9、ICH9RまたはICH9DHを組み合わせたマザーボードが発売されています。
このIntel3シリーズのP35/G33チップセットは、2007年7月に発売されたFSB1333MHzをサポートするCore2 Duo E6850、E6750、E6550を使用するためにリリースされましたが、2008年1月に発売された製造プロセス45nm版のCore2 Duo E8500、E8400、E8200と、2008年3月末に発売されたCore2 Quad Q9550、Q9450、Q9300もサポートしています。
P35/G33チップセット搭載マザーボードで45nm版のCore2シリーズを使う場合、BIOSのアップデートが必要なマザーボードがありますが、2008年6月に「Intel4シリーズ」のP45チップセットが発売されるまで、Intelのプラットフォームでは主力チップセットとなっています。
AMDのプラットフォーム向けのチップセットは、随分昔はAMD純正チップセットがありましたが、その後AMDが純正チップセットから撤退し、主にサードパーティのVIA、NVIDIA、ATIのチップセットが使われてきました。
しかし、AMDがATIを吸収合併し、以降旧ATIの技術をベースとしてAMDがチップセットの提供を再開しています。
AMDは、2007年11月にATIを買収したときから念願のAMDのCPUとAMD-ATIのチップセットとビデオカードで揃える「Spider(コードネーム)」プラットフォームを実現しました。
この「Spider」プラットフォームでは、新しいソケット「Socket AM2+」を採用し、クアッドコア Phenomプロセッサをサポートしています。
Socket AM2+のCPUソケットの形状は、Socket AM2のソケットと同じで互換性がありますが、HyperTransport 3.0など新しい機能はAM2+でないとサポートしていません。
そのため、Phenomプロセッサが使用可能な、Socket AM2+をサポートするチップセットがベストであり、「Spider」プラットフォームを構成する「AMD7シリーズ」のチップセットの「AMD 790FX」、「AMD 790X」、「AMD 770」チップットを搭載するSocketAM2+マザーボードが本命となります。
マザーボードを選ぶ場合、選んだCPUが載せることができるのを選ぶ必要があります。
Intel製のCPUの場合は、Pentium4はNorthwoodコアと初期のPrescottコアはSocket478、PrescottコアはLGA775となり、以降メインストリーム向けのパソコンではLGA775が使われており、2005年5月に発表されたデュアルコアのPentium Dも、2006年8月に登場した新しいCore2シリーズのCore2 Duo、Core2 Quadも、2008年第1四半期に登場した45nm版のCore2 Duo、Core2 Quadも、LGA775ソケットが採用されています。
AMD製のCPUの場合は、マザーボードのCPUの取付け口が、Athlon64の初期はSocket754、現在はSocket939というタイプが主流となり、2006年5月23日にSocketAM2が登場しました。
Socket939とSocketAM2プラットフォームの違いは、Socket939はDDRメモリをサポート、SocketAM2はDDR2メモリをサポートしていることです。
そしてAMDは2007年11月に、クアッドコア・プロセッサ「Phenom」シリーズを発売し、この「Phenom」プロセッサ向けに新たにSocket AM2+を採用する「Spider(コードネーム)」プラットフォームを発表しています。
「Spider」プラットフォームは、2006年7月にAMDがATIの買収を発表して以来、ようやく実現した念願のAMDのCPUとAMD-ATIのチップセットとビデオカードで揃えるAMDの純正プラットフォームであり、このSocket AM2+と既存のSocket AM2とはピン形状が同じで互換性があります。
しかし、「Phenom」プロセッサなど新しいCPUを使う場合は、機能が制約されるため、Socket AM2マザーボードが手元にあったとしてもSocket AM2+のマザーボードに買い換えた方が良いでしょう。
マザーボードを購入するときに、次に確認する点は、メモリースロットです。
以前は、DDR-SDRAM用のスロットを搭載していました。
インテルでは、LGA775プラットフォームが登場したときから、AMDは、SocketAM2へと移行するため、DDR2メモリをサポートし始めました。
最近は、AMD、IntelのプラットフォームともにDDR2メモリスロットを搭載するマザーボードが主力となっています。
ビデオカードのスロットも注意が必要です。
AGPビデオカードの時代がしばらく続いたのですが、IntelがLGA775プラットフォームでPCI Expressインターフェースを採用し、AMDのSocket939プラットフォームでもPCI Expressをサポートするようになり、最新版のマザーボードのビデオカードのスロットは、PCI Express x16スロットが装備されています。
また最近は、PCI Express x16対応ビデオカードのスロットが2本搭載されているマザーボードも多く発売されています。
このビデオカードのスロットが2本ある高級マザーボードは、ビデオカードを2枚使い3Dゲームを高速描画するために、NVIDIAのSLI、またはATIのCrossFireテクノロジをサポートするチップセットを搭載しています。