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地上デジタル放送を視聴するためには

HDMI端子とD端子

ここでは、HDMI端子とD端子について説明しています。 D端子だけを知りたいという方もいらっしゃると思いますが、現在、D端子からHDMI端子への移行期になっています。 D端子の映像はアナログ信号の為、著作権保護の点では課題のある規格です。 これからデジタルAV機器を購入される場合は、HDMI端子付の機器が安心だと思います。
但し、現在の地上デジタル放送の受信にはハイビジョンに対応したD3端子やD3に対応したD4端子、D5端子で問題ありません。

端子 アナ/デジ 信号 コンテンツ保護 価格 将来性
D端子 ×アナログ ×映像のみ ×保護なし ○安価 ×廃止
HDMI端子 ○デジタル ○映像+音声 ○HDCPによる保護 ×高価 ○有

D端子

D端子には、以下のようなD1~D4端子があり、D1がDVD画質、D3がハイビジョン画質です。 Dに続く数字が大きくなるとともに、高精細になります。

規格名 参考画質 有効画素数(実走査線数) 周波数
D1 通常のDVD(SD) 720×480i(525i) 29.97Hz
D2 プログレッシブDVD 720×480p(525p) 59.94Hz
D3 ハイビジョン(HD) 1920×1080i(1125i) 29.97Hz
(D4) プログレッシブHD 1280×720p(750p) 59.94Hz
(D5) (現在未使用) 1920×1080p(1125p) 59.94Hz

                SD(Standard Definition)= 標準画質
                HD(High Definition)= ハイビジョン画質
                i=インターレース(interlace)飛越し走査
                p=プログレッシブ(progressive)順次走査

例えば、ハイビジョンレコーダーがD4出力に対応していても、テレビがD2入力までしか対応していなければ、ハイビジョンで視ることは出来ません。 また、DVDの画質はD2までなので、D4入力テレビに繋いでもハイビジョン画質にはなりません。 ハイビジョン相当の信号に変換可能な機種もありますが、DVDに記録されている画質そのものは標準画質です。
地上デジタル放送ではD1の標準画質(SD)とD3のハイビジョン画質で放送されています。 現在(2006年3月)は、D4やD5は必要ありません。
次世代ゲーム機やビデオディスクではD5相当の映像がサポートされますが、これらがアナログのD5端子に対応するかどうかは不明です。

HDMI端子とは

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)とは、テレビとビデオ等を接続するデジタルケーブルの規格です。 映像だけでなく、音声や制御信号も1本のケーブルで転送可能です。最大データ転送速度は5Gbpsと高速です。

HDMI端子には、HDCP(High-Bandwidth Digital Content Protection)と呼ばれるコピー保護機能が装備されています。 接続された機器同士で認証し合ってから、その機器間で取り決めた暗号によって映像を転送する方式なので、従来のコピー保護技術よりも大幅に強化されています。

HDMI端子の登場の背景は、ハイビジョンの市販ソフトにあります。Blu-ray等では、ハイビジョン画質で記録することが出来ますので、自宅で映画館並の映像が楽しめることになります。 しかし、このようなソフトがコピーされてしまうと映画会社にとっては死活問題にもなりかねないのにも関わらず、従来のD端子では、複製の手段があったので、ハイビジョンの市販ソフトを販売することは困難でした。

HDMIの登場によって、課題となるのはHDMI非搭載のD3、又はD4端子搭載機器です。 前記のとおり、D端子や音声出力をしたくないからHDMIが登場した背景がありますので、少なくとも市販ソフトはD端子には映像が出力されません。 おそらく、従来画質のD1もしくはD2映像しか出力されなくなるでしょう。

しかし、自分で放送を録画した映像に関しては、当面は、D端子へ出力され音声もアナログ出力されるものと予想されます。
したがって、テレビやプロジェクターについては、市販ハイビジョンソフトを視るためにHDMI端子入力が必須になりますが、ハイビジョンレコーダでは、当分の間は、D端子出力でも問題ないでしょう。

現行のHDMIの映像伝送は、8bit×3色の24bitで1080p(D5相当)まで対応しています。 画素の情報量だけで約3Gbpsの伝送レートが必要な映像信号をSilicon Image社のTDMS技術にてHDMIの信号に変換して伝送しています。
HDMIの最大データ転送レートは5Gbpsですので、例えば各色16bitの計48bitの映像信号は、原理的に送ることが出来ませんでした。
次世代のHDMIでは、新たに帯域を2倍にしたiTDMS技術を用いて同じ1080pの解像度の映像を16bit×3色の最大48bitまでサポートできる予定です。
現在のHDMIと端子形状は同じであり、また、信号も相互に互換性をもっていますので、出力側もしくは入力側のいづれかが現行のHDMIであったとしても問題なく、現行レベル(24bit)の表示が出来るようになっています。